Q 住宅ローンの支払いを滞納し、金融機関からこのままでは競売になってしまうと聞きました。
そこで両親や家族、親戚に自宅を買ってもらい、住み続ける方法があると聞いたのですが、本当に可能なのでしょうか?
メリットやデメリットを知りたいのですが。
A 当社に寄せられるご相談の中で、親子間売買のご相談はそれほど多くありません。
子供の結婚や新生活への影響、両親への負担を考えると、まったくの第三者に買い取ってもらう方がいいと考える方が多いからかもしれません。
そこで親子間売買について、どのようなデメリットがあるのか?を挙げてみます。
■親子間売買のデメリット
1、ほとんどの金融機関が親子間売買での融資を積極的に行っていない
2、融資してくれる借入先はあっても金利は高めに設定されることが多い
3、親子の場合、相続や贈与により売買よりも格安で不動産を取得できるはずな
のになぜ費用がかかる売買を選択するのか納得しづらい点があり融資が通ら
ない場合がある
4、生前贈与になる可能性もありその場合は贈与税がかかる場合がある
5、今後子供が結婚した時に新たなローンを組む可能性があるが、一度住宅ロー
ンを組んでいるので組みにくいことが考えられる
6、住宅ローンとは自己居住のための取得であるので、親だけが住む場合は原則
に背くことになる
7、引き受けてもらえる業者が少ない
8、売買される価格が適正でない場合が多い
■親子間売買のメリット
1、親子間の売買なので安心できる
2、相続対策としても対応できる
3、引越しせずに済み続けられる